今日は、先日英語で書いたマグカップの取っ手の修理について、日本語で書きます。以前、麦漆で接着しておいたものを、今日は研磨したいと思います。

接着部分が、とても細くて、良く見えません。
黄色い棒は、淺吉砥石というものです。700番です。黒いカケラは、駿河炭です。こちらで購入しました。

棒の先端は、1mm x 4mmです。それよりももっと細ーいつなぎ目を研磨します。
駿河炭は、天然素材なので、使っていて気分が良いです。でも、結構高いですね。300gで100ユーロ以上しました。金継ぎだったら、10gとか50gあれば十分、使いきれないとネットで見たのですが、自分で使った感じだと、使えるなら、使えるだけ、使える。変な文になってしまいましたが、つまり、手に入る、かつ、値段を気にしなくて良いなら、たくさんあって困るものではないです。私は、やはり海外で手に入りにくいので、大事に使おうと思って、他の研磨剤と併用しています。
結論
紙ヤスリはホームセンターなどで簡単に手に入るし、私も、使っています。でも、それだけだと、満足いく仕上がりが出来ませんでした。漆を塗ったときの仕上がりをきれいにするためには、下地をしっかり研磨する必要があると感じました。
淺吉砥石の棒は、細いので、削りたいところを効率的にやすれます。金継ぎでは、とくにつなぎ目の細い線を研磨するのに、ピッタリです。
天然素材にこだわりたいなら、色々な炭をそろえてもいいかもしれません。駿河だけでなく、たくさんの種類があり、用途によって、使い分けられています。さらに、トクサという植物を乾燥させたものを、研磨に使うという方法もあるんだそうです。私は使ったことはないですが、こちらで売っています。
何かのお役に立てば幸いです。
では、楽しく金継ぎしましょう!